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【ネタバレ】HUNTER×HUNTER No.365「選択」【漫画感想】

■HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)
No.365「選択」

第1・第3・第5王子からの同時連絡・・・

さらには外には第1王子からの刺客が1人・・・

どれを優先させ、どれを後回しにするかで状況は大きく変わってくる。

選択を迫られたクラピカはどう動くのか?

 

■前回はこちら

(3人の王子から同時に連絡が・・・!誰に出るべきか・・・!?

 第1王子は自身の兵士が事実上殺された事を知っている!

 つまり、既に我々は戦争状態だと言っていい・・・!

 

 にもかかわらず、次の刺客を送ったタイミングで

 こちらと話をしたがるのは何故だ・・・!?

 

 他の2名がこちらと接触をとりたがっている理由はおそらく同じ・・・!

 『ネンジュウ』についての情報!!

 

 情報を集めようにも、おそらく自分の兵士には念使いがいなかったのだろう。

 両王子ともハンター協会員を雇わずに、私設兵を準協会員扱いにして

 警護の増員をしている。

 この事も仮説の正しさを裏付けている。

 

 交渉したいのはやまやまだが・・・こちらは逆に両王子の情報が足りない。

 

 わざわざ宣戦布告のためだけに連絡してくるとは思えない。

 第1王子と連絡を取り合ったという事実も、

 他の王子への抑止(プレッシャー)になるはず・・・!!)

 

「シマノ!外の兵士に少し待ってもらい、交換台には第1王子につなぐ様言ってくれ」

「はい・・・」

 

「ビル!ドアで外の兵士を見張ってくれ。

 交渉次第では即、攻撃が始まるかも知れない。

 ”凝”は?」

 

「任せろ。何があってもくい止める」

 

(操作系能力者を臭わせた事が効いたならば、

 うかつには手出し出来ないはずだ・・・!)

 

「もしもし」

「・・・非常に光栄だね。第1王子でなく、私を優先してくれるとは」

 

(第3王子・・・!?)

 

第1王子に繋ぐ様指示を出したのに、何故第3王子に繋がった!?

クラピカはシマノを睨みつける。

まさかシマノが操作されている・・・?

 

「差し支えなければ教えていただけるかな?

 なぜ・・・第1王子ではなく、私を選んだのかを・・・ね」

 

これは困った質問だな。

もとより選ぶつもりはなかったのに・・・!

 

「率直に申し上げると、最も話が通じる方だと推察いたしました」

 

クラピカのアドリブか。

 

「ほう・・・一体何を根拠に・・・?」

「・・・それは申し上げられません。

 なぜなら、おそらくはそちらが欲しがっておられる情報・・・

 『ネン』に関わる事ですので」

 

「!・・・・わかった。本題に入ろう。

 こちらは察しの通り『ネン』とやらの情報を出来るだけほしい。

 だが、もちろん電話では機密の保持が担保されない。そこでだ。

 

 私の部屋への入室を許可しよう。

 栄誉と情報との交換だ。いかがかな?」

 

(さすが王族の血を引く者。こちらが優位に立つ事は決して許さないわけだ)

 

栄誉が報酬て・・・なんてがめついんだ。

 

「有難く承ります・・・ただ一つ。

 第14王子と第8王妃の同行をお許しいただけますか?」

 

「もちろんだとも。大歓迎だよ。

 仮にも兄弟同士。望んで争っているわけではない。

 それでは15分後にインターホンを鳴らしたまえ」

 

こうして第3王子・チョウライとの交渉は成立。

すかさず第1王子に繋ぐクラピカだったが・・・

 

「既に通信が切れております」

(くっ・・・そ!!)

 

「第5王子様につなぎますか」

「!すぐ頼む。

 もしもし、こちらはクラピカです」

 

「第5王子直属マオール少尉だ。

 『ネンジュウ』の情報と引き換えに休戦協定を結ぶ用意がある。

 受けるかね?」

 

「他の王子との兼ね合いは気にしないのか?」

「我々は関知しない」

 

「わかった。受けよう」

「この件は王子より全て私に一任されている。

 一方的に協定を破る様なマネはしないが、そちら次第で破棄を宣言する場合はある」

 

「大丈夫だ。こちらも全く争いは望んでいない」

「了解した。これから私がそちらへ向かう」

 

「・・・悪いが少し時間をずらしてもらえないか?」

「言ったはずだ。我々はそちらの事情に一切関知しない」

 

「・・・!!」

「我々は『ネン』についての情報を持つ者が君だけとは考えていない。

 そして、協定は我々が情報を受け取った瞬間に結ばれる。理解したか?」

 

(上等だ!)

 

「だが、現在私達は第1王子の私設兵との間に問題を抱えていて、

 扉の前には、その兵士がいる。

 第1王子の私設兵をさしおいて、貴方を招き入れるのはもちろん可能だが、

 その状況を第1王子が、どう解釈するかは私達の関知するところではない」

 

「・・・・了解した。一時間後、こちらから連絡する。

 それまでに問題が解決していなければ、協定の件は白紙に戻す」

 

とりあえず1時間の猶予は得た・・・か。

 

「ビル、王妃を頼む」

「ああ。あちらさん全く無反応だぞ」

 

「シマノ。私の目の前にいろ」

「・・・」

 

第1王子の兵士は、ただ扉の前で立ち尽くすだけ・・・。

ただ、最初に来た兵士よりデキる感じがするな・・・。

 

後半に続く!!

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「なぜ、第1王子ではなく、第3王子につないだんだ?」

 

クラピカのシマノに対する尋問がはじまった。

 

「・・・私も生き延びる為に最善を尽くしたいと思いました。

 第1王子様は冷徹なお方。決して交渉や命乞いで考えを変える方ではございません。

 直接下々の者と話す事もいたしません。

 電話口にいたのは、おそらく兵隊長のマイト曹長でしょう。

 

 交渉は・・・先程部下の死という形で、すでに決裂しておりますから、

 あちらの用件はただ一つでございます。

 雇用主に忠実な敵に敬意を表して、死に様を選ばせる事」

 

「・・・」

 

「死に方に興味はありません・・・私は生きたいのだから。

 それで第3王子様につなげました。

 自ら受話器を持ち、私達と直接交渉する程には寛容ですが、

 後回しにされたら順番を待たずに切る位には高慢・・・

 

 出来たら殺し合いは避けたいと思いながらも、

 いざとなればためらわない優しさと残酷さを併せ持つ方・・・

 それが私の第3王子様に対する印象です」

 

えらく事情通だな・・・

 

「故に機嫌を損ねず付き合ってさえいられれば、

 少なくとも王子の数が絞られるまでは私達を標的にする事はないでしょう」

 

「安全確保の為の優先連絡ということか・・・」

「はい」

 

シマノは続ける。

 

「第5王子様は自ら電話に出るタイプではありませんが、

 現在の国王制のあり方には厳しい意見を持っておられます。

 今回の戦いに参加されている理由は、上位王子に国政を握らせることを

 阻止する為でございましょう。

 

 それが叶ったあかつきには現国王と折衝し、

 下位王子達への恩赦を勝ち獲ってくださるだけの政治力もあるかと。

 

 第3王子様を優先して待たせたとしても、

 それを屈辱と考える性格の方ではないと判断いたしました」

 

(たしかに・・・ここまでのシマノの判断は的確だ)

 

シマノがシマヌになってるけど間違いか?

 

「ならば聞くが、外に待機している第1王子の兵隊・・・

 彼をどうするべきだと思う?」

 

「・・・中に入れないという選択はございません」

「・・・」

 

「国王正規軍にも属している上級兵士が『護衛と監視』という

 国防法に則った目的で来ております。

 拒否すれば国王軍によって王妃・王子・我々は拘束されます。

 

 拘束の際は、第1王子の兵隊が付き添い・・・

 一瞬のスキを見て心神耗弱した王妃が王子と無理心中を計ったという

 シナリオ遂行が容易に想像できます。

 

 これだけ待たされても相手がアクションを起こさないのは・・・

 すべき事がはっきり決まっているからと、

 普通でない状況が続く程、後のシナリオの布石となり、

 彼らにとって好都合だからでございましょう」

 

「・・・シマノ。礼を言う。

 君の助言が必要だ。思った事は何でも言ってくれ」

「はい!」

「クラピカ、そろそろ時間だぞ」

 

「待たせてすまなかった。王妃が外出の準備をしていてね」

 

クラピカはドアの前の兵士に語りかける。

 

「・・・外出?」

「これから第3王子の部屋へ行く。勿論王子に直々に招かれての事だ。

 同行するか?」

 

「・・・いや、第3王子の領域内ならお任せしよう。

 私はこちらの室内で待機している」

 

クラピカはビルの顔を伺う。

 

「大丈夫だ。カンタンにはやられんさ」

 

おいフラグ立てるなよ?w

 

「クラピカ・・・目はそのままで行くのか?」

「いや、コンタクトを使う。

 第5王子の兵から連絡が来たら『問題は解決した』と伝えてくれ。

 交渉が早く済めば、私がその連絡に出る」

 

・・・・・

・・・

 

クラピカ、ビル、王子を抱いたオイトの四名が部屋から出てきた。

ここで初めて、面と向かって顔合わせる第1王子の兵隊・・・

 

やはりこの男・・・強そうだ。

ビルも何だかんだやれる男だとは思いたいけど・・・

死なないでほしいな・・・

 

「それではいってらっしゃいませ・・・」

 

ビルはクラピカと王妃を見送ると、兵士に「先に入れ」と部屋へ入れた。

 

・・・・・

・・・

 

第3王子の部屋に向かう途中・・・

1008の部屋の前を横切るクラピカ。

なんかめちゃくちゃブサイクな護衛がいるなw

第8王子の部屋か?

 

(・・・あそこが第4王子の居住区・・・)

 

一応クラピカにとっての標的だからな・・・

チェックは怠らない。

 

「3名到着。これより入室」

 

クラピカたちは第3王子の部屋へと案内された。

 

「ようこそ。掛けたまえ」

 

豪勢な客間・・・

第3王子の両脇を兵士二名が固めている。

オイトはテーブルを挟んで、チョウライの真正面のイスに腰掛けた。 

クラピカは左隣に寄りそう。

 

「好きな方をとってくれ」

 

差し出されたのは二本のペットボトル。

なるほど。毒が入っていない事を証明するために選択権を委ねたか。

 

「不粋なもてなしですまないね。

 しかし、この方が余計な心配をせずに済むだろう?」

「御心遣い有難うございます」

 

表情には出さないが、ペットボトルのフタを開けようとするオイトの指は震えていた。

 

「さて、早速だが情報をいただこうか」

「『ネン』とは念力、つまり念じる事で、発動する超能力の事です。

 この能力を得ると通常視えないものが視えたり不可思議な力が出せたりします。 

 この力が使える者はごく少数です」

 

(クラピカはおそらく、私に向けて話している。

 今・・・この状況で私がパニックを起こさないように)

 

なるほどな・・・王妃はクラピカの念を受けて、すでに念能力の片鱗を会得しているか・・・。

第3王子の背後に浮かぶ念獣が見えている・・・

オイトが震えていたのは、ペットボトルを警戒してではなく、

あの念獣に怯えていたわけか。

 

まぁこいつの念獣は禍々しさはない・・・というか可愛さすらあるんだがな・・・

 

「今回の継承戦は念能力を用いたサバイバルレースです。

 無自覚ながら王子達にはそれぞれ念能力が授けられたのです」

 

「!ほう・・・」

「それが念の獣・・・つまり『念獣』!

 先程の緊急放送で流されたワードです。

 壺中卵の儀が発動のきっかけだったと考えられます。

 

 さて・・・ここからの情報は非常に重要で、

 継承戦の結果を左右するに十分過ぎるもの・・・!

 

 本当にこの場でお話しして宜しいでしょうか?」

 

クラピカがそういう配慮をするのも無理はない。

第3王子の両隣の護衛は、それぞれ第1王子私設兵コベントバと、第2王妃所属兵スラッカ。

 

ここで話したことは、それぞれの王子に筒抜けになってしまう。

第3王子は考える・・・

 

次回に続く!!

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